ドバミミズの完全養殖への道

興味の変化に伴いブログの内容も変化しており、多肉植物→組織培養→今回はミミズです。

サボテンから多肉植物に移ってきました。
まだ初心者ですが、ガステリア・オブツーサに魅せられ栽培を始めました。
遅い生育をなんとか早めようと、促成栽培に焦点をあてています。
ぜひ皆様のお知恵を拝借させてください。

可能性を求め再トライ

★2021年夏、ユーチューブでドバミミズの畜養についての映像を見ました。しかしその作者A氏は販売に失敗したようで、ドバミミズからは撤退しています。


これを知り私も昨年の挫折を思い出し、ならばと再トライを計画しました。


研究者B氏が冬越しには成功してますが、まだ採卵にまでは至っていないようです。ドバミミズに産卵させる体力作りとその環境準備に取り組もうと思います。

最初の挫折

★2020年初夏、放置柿畑でドバミミズ成体を十数匹採取しました。目的は寒さで死ぬ個体を越冬させる方法を探るためです。しかしこの試みは私に別の興味対象が出来たため挫折します。十数匹の成体は自宅の庭に放牧されました。この成体の以後は不明です。

畜養と養殖の違いについて

畜養と養殖の違いについて


ご存知の方も多いとは思いますが、ここで再確認しておきます。
畜養とは幼体や弱った成体を自然界から採って来て餌を与え育て太らせること。「ウナギの養殖」がこれにあたります。50年前は巻き網で採った餌用のイワシをイケスで生かして置きカツオ船が買いに来るという事業を「畜養」と言っていました。


養殖とはタマゴを孵化させ成体にまで大きく育てること。貴重なメダカの卵を通販で購入し孵化させ育て上げることは養殖ですね。
完全養殖とはタマゴから育てた成体から採卵し、それをさらに成体にまで育て上げることを言います。近畿大学ではマグロの完全養殖が軌道に乗っています。オオクワガタも完全養殖が完成しているので、本来は絶滅危惧種でありながらレッドデータブックに指定はされていませんね。


ちなみに水産省では魚類に関しては幼魚を採集し成魚にまで育てることを「養殖という」と定義づけしていますので、「ウナギの養殖」は間違いではありません。
皆さんがドバミミズを探してきていろいろな方法で生かし続ける努力をなさっていますがこれも畜養です。これからタマゴを産ませる方法を考えましょう。

ウナギ釣りに使う「ドバミミズ」を育ててみよう

ドバミミズの完全養殖への道


2020年の初夏、自宅から徒歩5分の所の放置柿畑にドバミミズが多く生息していることに気付きました。
10年ほど前から台所クズの処分方法として、シマミミズの養殖は理解していたので、その延長線上で考えていましたが、調べるうちにドバミミズとシマミミズは餌も環境も違うと判ってきました。
ドバミミズは夏になると品薄となり冬には消えてしまいます。しかし研究者によると2割ほどは越冬しているらしいのです。ならば体力と環境を整えてやれば、より多くの個体が越冬できる可能性がありそうですね。
畜養から養殖、そして完全養殖の方法を探ろうと思います。

132.移植終了

雑菌の入ったカップを開けて、苗(ドドソン紫オブツーサ)を植え替えました。

時間が足りなくて、1株づつが4カップと残りはまとめて大きいカップに1つです。
うまく育ちますように。祈。